今年は年明けにソウル国際マラソンを勝負レースとして練習計画を立てましたが、1月中旬に体調を崩し
2月に古傷の膝痛が発生、例年通りの繁忙期と雪の影響もあり1月からの走行距離は合計しても300km程。
この後まだレースが続き記録更新へのトライはリスクも多いため今回は3時間15分の目標で走る予定でした。
大会当日を迎えると厳しい冷え込みも風もなく、昨年以上のベストコンデイション。
45分程前に軽くアップをしたところ練習を長く休んでいたためか膝痛が気にならない程になっておりました。
スタート後の緩い下りでスピードが上がり過ぎない様に注意しつつも気持ち良いペースで走ることができた
ため急遽目標を変更。 昨年3秒足らずで10分切りができなかったリベンジの気持ちで10分切りを目標と
することにしました。
Aブロック前寄りからスタートいたしましたため周囲のランナーの早いペースにややつられてしまいましたが
膝の痛みは感じなかったため10kmまでは流れに乗って走ることにしました。
10km通過は44分02秒と予定よりも早かったため、次の5kmは若干ペースを落としましたが、予想通り
練習不足のせいか15km過ぎから早くも脚の重さを感じ始めました。
ハーフ地点までは無理せずとにかくフォームを意識して周りに惑わされないように集中して脚を運びました。
ハーフ通過は1時間34分ジャスト。今回の練習量では速すぎた感もありましたが徐々に脚の重さにも慣れた
せいか、気温が上がって脚の動きがスムーズになったおかげか、30kmまで22分台/5kmをキープ。
30km以降は若干ペースが落ち気味になるものの同じペースで走る選手と競い合ってきつい35kmまでを
23分前半で持ちこたえます。　そしていよいよポイントとなる終盤のチャムシル大橋が近づいてきました。
途中から合流してきた大勢の10km選手で進路を時折妨げられますが、まずまずのペースで橋下まで到着。
さあこれからと言うところで一瞬息が上がってしまい暫くジョグペースに…
ここで諦めるのはあまりにももったいので気合いを入れてペースダウンしながらも何とか橋を渡り終えます。
橋を終えた辺りでは呼吸も楽になり下りを利用して再度前半のペースまで上げることができました。
40km通過が3時間00分30秒で10分切りは難しいと思いながらも脚にはまだ若干余裕があったため懸命の
スパート。　40kmからのスプリットとしては自己ベスト並みの記録でギリギリ9分台滑り込みセーフ。
昨年のリベンジも果たせて達成感のある良いレースとなりました。
年明けの計画からはもうひとつ物足りない記録ではありますが、35kmから盛り返せた走りは今後につながる
ものと満足しております。
来年は準備万端で8回目のソウル国際マラソンに臨みたいと思います。

今年も各地からご参加いただき７年連続のソウル国際マラソンツアー実施となりました。
大会前日の土曜日、仁川空港到着ロビーで成田、中部、関空、福岡からご参加のみなさんが合流。
今回もリピーターの方々が多く再会を喜ばれておりましたが、初参加の方も直ぐに打ち解けて
アットホームな雰囲気で空港を出発いたしました。
ソウルの週末の天気は晴れて暖かくなる予報です。　前日の様子では風もなさそうですので昨年に
引き続きレースコンディションは良さそうです。
空港を出発し先ずはゼッケン引換会場へ向かいました。
ここ暫く日本からの観光客減少が続いておりますが、ソウル国際マラソンにエントリーされた日本人は
昨年よりも増加したとのことです。
昨今出走率低下が顕著となっているので実際に日本人参加者数が増えたのかどうかは分かりません。
ゼッケンを受け取った後はフィニッシュ会場を下見してレース後の流れを確認していただきました。
フィニッシュとなるオリンピック陸上競技場のトラックに入りスタンドを見上げるとみなさん少し興奮気味。
明日の健闘を誓いフィニッシュゲート前で記念撮影をした後、逆向きになりますがコースを下見しながら
ホテルへ向かいました。
夕食は希望されたみなさんで走る添乗員おすすめの地元食堂へ。
カーボローディングをしっかりと行ない明日に備えて早めに就寝いたしました。
当日早朝ロビーで集合して選手応援の皆さん一緒に会場へ向かいました。
昨年同様に冷え込みも風もなく絶好のマラソン日和となりました。
歩いて2〜3分程でスタート会場へ着きますので荷物預け後に部屋へ戻ることも可能なホテルは毎年
好評いただいております。　コースが走りやすいということだけでなくスタート前の準備をリラックスして
行えることも好記録につながる要因と考えてホテルも選定しております。
各自にてアップを済ませ15分前にはAブロックに整列いたしました。
前日みなさんへお話ししたレース中の注意事項を忘れずにスタートしてくれることと思います。
今回応援でご参加いただいた方はガイドと共にコース途中でのぼりを持って選手へ声援を送ってくれました。
天気が良くて本当に良かったです。
フィニッシュゲートの見える集合場所のスタンドからは続々と競技場へ入ってくる選手が良く見えます。
しかしながらさすがに大勢の中からツアーご参加者を探すのは至難の業…
暫くすると集合場所に一人また一人と着替えを終えて笑顔で戻ってきます。
自己ベスト更新の方はもちろん、目標通りに走れなかった方も完走された満足感でいっぱい。
今年も全員見事に完走されて私にとっても大満足のソウル国際マラソンツアーとなりました。
夜はハートフルマラソンツアー恒例の焼肉完走パーティーでたくさん食べてたくさんおしゃべりして
楽しみました。
大会翌日の月曜日は出発までの時間をみなさん観光やショッピングで楽しまれました。
ソウル国際マラソンは時差もなく国内感覚で参加できるので初めての海外マラソンとしてもおすすめです。
記録を狙う方にとっては韓国人ランナーの全体的な走力も高いため競い合うことで好記録が出やすい
傾向にあります。
国内大会の開催が多い時期ではありますが、気分を変えてぜひ気軽に参加してみてください。