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ニューヨークシティマラソン・大会&マラソンツアーレポート

走る添乗員® の大会レポート
■2013年11月3日(日) 開催 (晴れ・最高13℃/最低1℃)
■走る添乗員®参加種目:フル
■記録:3時間30分47秒

昨年の大会中止から暫くして主催者から参加費払戻し又は翌年大会参加の権利いずれかを選択可能との
連絡が入りました。 大会中止後直ぐに翌年ツアーの参加希望をいただいた皆様については、翌年のツアー
参加枠を優先させていただきましたので昨年の参加費が全く無駄になってしまうということは避けられました。
米国内の選手と海外選手への対応が均一であったとは思いませんが、中止に伴う損害は計り知れないもので
選択肢を与えられたツアー特別枠利用の日本人選手にとっては有難い対応となったのではないでしょうか。
大変残念な出来事であったボストンマラソンのテロ事件は、ニューヨークシティマラソンの大会運営にも大きく
影響を与えることとなりました。 テロ対策として会場内の警備強化(選手以外は当然入場不可)はもちろん、
コース上ではNYPDや民間の警備員を100m間隔程度に配置し、また監視カメラも数多く設置されました。
スタート会場では今回の厳重なテロ対策についてテレビ局から私達も取材を受けました。やはり外国人選手の
反応も気になっている様子でした。
毎年参加している私にとってはやはりいつもと違う緊張感を少し感じましたが、初めての参加者にとっては
大都市ニューヨークのマラソン大会ということでセキュリティーの厳しさは予想通りだったとのこと。
さて、今回のレースですが10月の不調からまだ復調の兆しはなく先ずは42kmを走り通すという低い目標で設定。
目標タイムは事前に設定せず走ってからのコンディションで様子を見ながら決めることにしました。
会場到着時より若干気温は上がったものの10℃には程遠い寒さの中、ベラザノナロウブリッジのスタッテン島側
からスタート。暫く走る橋の上ではとても強くて冷たい横風を受けて震えながら走ることとなり、初めてランパン
ランシャツを後悔しました。 橋を何とか渡り住宅街へと入って行くと風はさほど気にならなくなり、ようやく気持ちも
落ち着いて走れるようになりました。
暫くは多少混雑しているため周囲のペースに合わせる様にリラックスして走ることにしました。
行けども行けども道路の中央分離帯に等間隔で立つ巨大な警官の姿は、沿道の賑やかな応援と相反するサマ
ですが、時折ランナーへ笑顔を振舞うなどアメリカっぽさも少し感じさせます。
いつもは賑やかなブルックリンの応援を楽しみながら序盤を早めに走ってしまいますが今回は10km通過が46:18で
楽なペース。 その後も同じペースで20km(1:33:59)まで来ましたが早くも疲労感が出て余裕がなくなってきました。
この先待ち構える最大の難所「クィーンズボローブリッジ」の前にペースダウンするとその後は厳しいレースとなり、
最も盛り上がるセントラルパークできつい声援を受けることになります。
ハーフ通過(1:39:29)後、無理なペース維持を止めてクィーンズボローブリッジに備えてスローダウン。
25km手前から少しペースを戻して難所をクリアしてようやくマンハッタン島へ入りました。
何回走ってもファーストアベニューで出迎えてくれる大きな声援には感動します。 
3.5kmにも及ぶ長いファーストアベニューの直線には精神的にきついものがありますが30km(2:25:46)を通過して
ペースが落ちながらも粘りの精神でブロンクスへと渡る橋までたどり着きました。
この時点ですでに脚はいっぱいいっぱいでペースは落ちる一方です。
抜くよりも抜かれる方が圧倒的に多くなり気持ちが切れかかりますが、もくもくとセントラルパークを目指します。
途中漠然と完走タイムは3時間30分位かなと思ったりもしましたが、すでに時計を気にする余裕もなく、ようやく
セントラルパークの緑が見えてきました。 公園横の道路を走る1,5kmがとてつもなく長く感じ、公園の中に入って
からもアップダウンのある厳しいコースで完全にジョグの状態です。
家族の声援を受けるニューヨーカーは跳ねるようにラストスパートをしていきます。
40km通過(3:19:27)の時点で3時間30分切りを目指しましたが最後までがんばりは続かず元気なくフィニッシュ。
毎年繰り返す秋のレースの不調ぶりにはやや諦めに近いものもありますが、来年こそは元気よくフィニッシュ
できる様に調整して臨みたいと思います。
大会は大きな事故もなく5万人を超える完走者で盛り上がりました。
ニューヨークは制限時間がありませんが完走者全体の平均タイムは4時間29分12秒。
タフなコースでありながら約56%の選手が4時間30分を切って完走してしまうレベルの高さです。
ぜひ参加される際は沿道の応援を楽しめる位の余裕を持てる様にトレーニングを積んで臨みましょう。

走る添乗員® のマラソンツアーレポート
■2013年ニューヨークシティマラソンツアーレポート
■日程:10/31(木)発 6日間・7日間
■発着地:東京、大阪

ニューヨークシティマラソンツアーは今回で9回目の実施となりました。
今年のツアーには昨年の大会中止で残念な思いをされた選手の半数以上の方にご参加いただきました。
ボストンマラソンのテロの影響もあり不安から取消された方もいて例年より若干参加人数は少なくなりましたが
初参加の方を含めた13名様で実施となりました。
何より無事にマラソン大会が開催され昨年ツアーにご参加いただいた方には2年分楽しんでいただけることを
願いながら出発当日を迎えました。
各地からご参加のみなさんは成田空港で合流して自己紹介やマラソン経験のお話などもしながら和気あいあい
とした雰囲気でニューヨークへと出発いたしました。 昨年参加された方々は再会を喜びながらもボストンの件も
あり「今年は大丈夫だよね」と少し不安な気持ちもある様でした。
大会主催者であるNYRRからは早い時期より会場への荷物持込み制限や会場・コース上での警備強化が発信
され、一昨年までの雰囲気に戻り選手が楽しめる大会となるか私も気になっておりました。
ニューヨークにはほぼ定刻に到着、晴れ一時雨という不安定な天気でしたが最高気温が20℃を超える陽気で
この時期にしては過ごしやすかったと思います。 先ずは大会のEXPO会場へ向かいゼッケンを受け取りました。
以前より選手入場については海外マラソンの中でも厳しい方ですので特に例年と変わりはありませんでした。
実質今年が初となる新バゲージシステム(当日の荷物預け)については私も初体験となりますため、支給された
物や注意事項などをよく確認してご参加のみなさんへお伝えいたしました。
昨年エントリーして参加できなかった外国人へ大会主催者より2012年大会の完走メダルとTシャツをプレゼント
する旨のメールが事前に届きました。 
私たちのツアーは中止発表前にNYへ到着していた訳で、記念Tシャツはもちろん予定通り受取り済み、また
帰国前に実は特別に完走メダルも入手しておりましたが、せっかくですのでしっかりいただいてきました。
EXPO会場でゼッケンの受取りとお買い物を済ませた後、ツアーバスでバッテリーパークや国連などに立ち寄り
ながら宿泊ホテルのニューヨークヒルトンへ向かいました。
選手に最も人気のあるニューヨークヒルトンは夕刻前がチェックインのピークとなりますが、プリチェックインを
済ませている当社のツアーはお待たせすることなく直ぐにお部屋へご案内できました。
長いフライトと時差もあり皆さんお疲れのご様子でしたので特に手配はせず各自でご夕食をとっていただきました。
翌朝は少し早起きしていただき、セントラルパークにて調整ランを行いました。
あいにくの雨でしたがその後は曇りのお天気に変わり、この日も最高気温20℃を超えて身軽な服装で観光を
楽しまれました。
土曜日のフリータイムも晴れ一時雨というすっきりしたお天気ではありませんでしたが、この日も気温は高く
ニューヨークの寒いイメージは忘れられてしまったかもしれません。
夜、朝食用の和食弁当をお渡しして翌朝のホテル出発時間のご確認、そしてサマータイム終了の時間変更を
していただき就寝となりました。
大会当日は晴れたもののこの日から気温が急激に下がり最低気温は1℃。
ようやくニューヨークらしい気温となりましたが、この日ばかりは選手も応援も歓迎いたしません。
早朝ホテルを出発してスタート会場のスタッテン島に向かいました。
指定された時刻までに到着すると会場にはすでに多くの選手がいましたが、まだまだ選手を乗せた大会バスが
ベラザノナロウ橋を渡ってきます。
5万人以上の参加選手を3つのグループと4つのウェーブスタートに分けて待機・整列・スタートさせるシステムは
上手く機能しておりさすがと言えるでしょう。
スタート会場の入場に関しては予想通り荷物持込みの検査が厳しく例年より時間を要しました。
忍者の仮装をされていたご参加者には、子供用のおもちゃであっても刀は没収される可能性が高いとお伝えして
おきましたが、背中に刺していたこと忘れていた様であえなく刀なしで走ることとなってしまいました。残念。
スタート整列までの長い時間は各グループ毎に待機となりテントで過ごすこととなります。 
暖かいコーヒーやベーグル、パワーバーなどを無料でもらうことができ、みなさんでお話しをしているとそれなりに
早く整列時間になったりします。 整列場所から移動しながら防寒用の衣類をチャリテーボックスに入れてスタート
ライン前に到着。 アメリカ国家斉唱の後、いざスタート。 各ウェーブからツアーご参加のみなさんもスタート。
レース当日の最高気温は13℃までしか上がらず、冷たい風が吹くやや厳しいコンディションとなりましたが
初フルの方も含めて見事全員が完走!
大会の夜はレース中の寒さで体調を少し崩してしまった方もいましたが、美味しい和食とアルコールで少し元気も
回復できた様です。 今回自己ベストを更新された方はもちろんですが、みなさんのお話から十分にレースを
楽しまれてたことが良く伝わってきて私も大変うれしくなりました。
その中でも2年越しで完走された方の充実感と感動はより大きかったのではないかと思います。
2つの完走メダルをかけたお写真はきっと消えることのない思い出となるでしょう。
月曜日は6日間コースで帰国される方をホテルでお見送りさせていただき、7日間コースの方はもう一日たっぷりと
ニューヨークを満喫されました。 翌火曜日に7日間コースのみなさんと一緒に帰国いたしました。
2014ニューヨークシティマラソンツアーも走る添乗員がしっかりお世話いたします。
魅力いっぱいのニューヨークは応援の方も楽しめますのでご家族での参加もおすすめです。

■2013年ニューヨークシティマラソンツアーフォトメモリー
EXPO会場では先ずゼッケンの受取り       各カラーとゼッケンで受付カウンターを探します オフィシャルグッズは飛ぶように売れる
会場前で記念撮影                  バッテリーパークから霞んだ自由の女神を望む  国連ビルの前で再び記念撮影
セントラルパークで調整ラン             本番を想定して最後の上りを駆け上がります   当日写せないフィニッシュラインでの一枚
大会当日、出発前にヒルトンにて          ベラザノナロウブリッジをバックに
NBCのアナウンサーにお願いしちゃいしました          楽しい交流夕食会 メダル2つは重い!?
世界を笑顔で走ろう!ハートフルマラソンツアー
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