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ニューヨークシティマラソン・大会&マラソンツアーレポート

走る添乗員® の大会レポート
■2012年11月4日(日) 開催中止
■走る添乗員®参加種目:---
■記録:---

今年のニューヨークシティマラソンはハリケーン被害の影響により残念ながら開催中止となりました。
現地時間の金曜日1730分頃の発表でした。市長はその数時間前にも開催すると公言していたため突然の
中止発表に感じられました。 中止の理由は報道のとおりですが市民から開催反対の意見が多かった様です。
ハリケーン上陸後の水曜日に市長は大会開催を予定通り行なうと主催者に伝えていたため協会は計画通りに
準備を進めており、金曜日午後まで中止とは知らされていなかったとのこと。
被害の状況をみれば開催中止は当然理解できる事ですが中止の判断時期については意見が分かれるところです。
ただこの大会は市(市民)・警察・軍の三位一体の協力体制にて長年運営されてきた訳ですから、正しい判断で
あったことは間違いないと思います。
翌日の夜、外国人ランナーへの対応についてメッセージが届きましたが、登録費用の払戻しや来年の出走権はなし。
もう少し配慮のある対応を期待しておりましたが、みなさまへ記念としてメダルをお渡しできたことが少し救いでした。
ハリケーンの影響が懸念された当初、NYへ来れずに参加を取りやめる人には来年の出走権を与えるという最初の
対応に該当する選手がどの程度になるか、はたまた中止のためこの対応を撤回するのかわかりませんが、2013
大会の外国人ランナー枠には影響が出ないものと推測いたします。
今年参加できなかった方には是非来年こそ感動を味わっていただきたいと思います。

走る添乗員® のマラソンツアーレポート
■2012年ニューヨークシティマラソンツアーレポート
■日程:11/1(木)発 6日間・7日間
■発着地:東京、札幌、大阪

今年のツアーは例年にない早さで定員に達し、お一人の取消もなく出発当日を迎えました。
ハリケーン発生後は現地からの情報収集に困難を要しご参加のみなさまへも明確なご案内ができず、不安な
気持ちの中、当日を迎えられた方もいらしたと思います。
JFK空港の状況も心配しておりましたが出発前日の午後からは国際線に関してはほぼ正常に戻っており、当日も
予定通りのフライトで出発となりました。
現地到着後、予定のスケジュール通りEXPO会場へ向かいゼッケンの受取りをいたしました。
マンハッタンまでの道のりは一部停電のため手信号となった箇所で渋滞はありましたが、アッパー、ミッドタウンエリア
では平常とほぼ変わらず会場まで移動できました。 会場内はやはり例年より空いている印象です。
国内線はまだ通常運航に程遠い状態で、停電のため稼働できなくなったホテルも多く、ニューヨークへ来る手段や
宿泊先が確保できない選手も相当数いた様です。 
例年であればゼッケンを受取った後にグラウンドゼロやバッテリーパークなどを観光してホテルへ向かうところですが、
34丁目より南は停電が続き冠水被害も大きくバスでの通行が難しいためEXPOでの滞在時間を少し長めに取りました。
会場出発後はセントラルパーク周辺を車窓から下見していただきホテルへ移動しました。
宿泊先のニューヨークヒルトンは幸いにもほぼ通常営業できており例年通りスムーズにチェックインできました。
一方他ツアーや個人で来られた日本人ランナーが利用するホテルの一部では営業停止や避難勧告が出され、宿泊先
を失った選手もいた様です。
翌朝フィニッシュ会場となるセントラルパークでの調整ランは残念ながら公園封鎖のため外周で行いました。
この日予定していたオプショナルツアーも催行中止となりましたため翌日などへ振替えをして対応させていただきました。
気温は例年より若干低めですが2日目も晴れて観光日和の中、ミッドタウンを中心に各自で散策を楽しまれました。
この日の夕刻過ぎにみなさまへは大会中止というとても残念なご連絡を差し上げることとなりました。
翌日の土曜日もお天気は良くオプショナルツアーご参加の方は改めてマンハッタン観光へお出かけになり、他のみな
さんは封鎖が解かれたセントラルパークでジョグやお散歩を楽しまれました様です。
私も午前早い時間にセントラルパークの様子を見に公園内のジョギングコースを走りましたが、一大会はできそうな位
のランナーの数で混みあっておりました。 フィニッシュゲートや距離表示のバナーはまだ片付け前でしたので記念
写真を撮る人達も大勢いました。 公園内には片付けの車両も入っておりましたので実際に封鎖を解いたのか、
ランナーが勝手に入って走り出したかわかりませんが選手にとってはセントラルパークを走ったことで少しはフラスト
レーションも発散できたのではないでしょうか… 
公園内を走っている途中で福士選手とすれ違いましたが気持ちは市民ランナーと同じであったかもしれません。
開催中止となった日曜日には予定を失ったランナー達が再びセントラルパークに集ってきました。
私達が走り始めた730分頃でもそれなりの人数はいましたが、その後は公園内のコースが埋め尽くされるほどの
ランナーが走りその数はおそらく1万人を超えていたでしょう。
園内の10kmコースはさながら大会の様相で大会本番で走るセントラルパークの雰囲気と変わりません。
大会当日用に作成した応援グッズを披露しながら声援をする人達も集まり、私設のエイドステーションも現れ、
カメラマンも国旗を持った集団を撮影しております。 流れるプールの様にコース上の選手が途絶えることはなく、
先頭のいないレースの様です。 次から次と流れに加わり、そして走り終えて抜けて行くランナー達… 
まだ撤去されていないフィニッシュゲートが近付いてくるとみな自然にペースが上がるのです。
この雰囲気を創り出してしまう各国から集まったランナーのパワーには驚かされました。
ツアーご参加のみなさんにニューヨークシティマラソンの感動を味わってもらえなかったことは残念で仕方ありませんが
半数程の方はハーフを気持ち良く走り切りとても満足気に見えました。
この様な体験はニューヨークシティだからこそできたのではないかと思いました。
今回は一日フリータイムが増えることとなりましたが滞在中は天気に恵まれ、エリアにより制約はあるもののショッピング
や観光を楽しむことができて良かったです。
日曜日の交流夕食会ではセントラルパークでの出来事やマラソン談義、そして美味しいお食事とお酒で楽しいひととき
を過ごすことができました。
翌月曜日は6日間コースの方の出発をホテルでお見送りさせていただきました。
7日間コースの方は市内観光やショッピングを楽しまれて火曜日にニューヨークを出発いたしました。
2013年ニューヨークシティマラソンツアーは今回大会にご参加いただけなかった方のことも考え、選手の定員枠を
増やすことも検討したいと考えております。

■2012年ニューヨークシティマラソンツアーフォトメモリー
EXPO会場にて記念写真
IDチェックを受けてゼッケン受取り会場へ      オフィシャルグッズ販売や各種メーカーが出展  例年よりも若干ランナーの数も少なめ…
金曜日朝は公園封鎖のため外周で調整ジョグ  コロンバスサークルの公園入口にて
走り抜ける予定のフィニッシュゲート前で     晴天の下、気持ちよく走りました          紅葉はハリケーンでかなり落ちてしまいました…
10km周回の2周目には大勢のランナーで混雑  26マイル表示をくぐるともう少しでフィニッシュ  誰が作ったか風船のフィニッシュゲートで歓喜の声
日曜日の夜はみなさんそろって交流夕食会
世界を笑顔で走ろう!ハートフルマラソンツアー
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