今年も昨年同様に25,000名の先着定員で募集開始となり、 昨年よりも早く8日間で定員に達しました。
秋に開催された関西の都市マラソンに影響受けることもなく定員に達するのはやはりリピーターが多いからでしょう。
都市マラソンにはない沖縄独特の魅力が県外ランナーを惹きつけるものと確信しております。
大会前日の土曜日は南部でシャワー程度の雨が降りましたが大きく崩れることはありませんでした。
当日は晴れ時々曇りの天気となり風が弱かったため体感的には例年より高い気温と感じました。
すっかり冬の気温となった各地から到着されたみなさんは夏に逆戻りした様な気持ちの良い暑さに嬉しさ半分、
不安半分と言ったところでしょうか…
スタート直前の気温は20℃まであがり直射日光の下では汗が出てくる程。　時折流れる雲が強い日差しを遮って
くれますがコース上には高い建物はなくファンランナーには少し条件が厳しかったかもしれません。
スタートの合図とともにブロック最前列のＡグループが勢いよくコース沿道で見送る私の前を走り抜けて行きました。
のぼりを見て手を振ってくれる選手の写真をとりながら25,000名以上のランナー全員をお見送りしました。
国内の大会では仮装ランナーが一番多い大会かもしれません。
どこの大会でも良く見かける市販のかぶりものは序の口かもしれません。
お手製の仮装グッズを披露するために何ヶ月もかけて準備している選手も多い様です。
今年も最終ランナーがスタートラインを通過するのに27分かかりましたが、後方からスタートする選手には慌てる
様子もなくみな笑顔で走っていきました。
コースは前半上り、後半下りと平坦になりますので前半の走り方がポイントとなります。　初心者の方は中間点の
関門クリアが最初の目標となりますが7分〜7分30秒/kmペースで走っても十分クリアできます。
しかしながら元気な内に難所の上り坂を迎えるため、まわりのペースにつられて頑張り過ぎてしまう方がいます。
ＮＡＨＡマラソンでは致命的な走り方です。　ハーフ過ぎて下りに入りますが平坦になる30km付近までは余力を
残せるペースを守って走っていただきたいです。
今年の様に風が弱く高めの気温でも30km以降は海風を受けますので体感的には若干涼しく感じると思います。
仮装でお迎えする沿道の人たちに楽しませてもらい、沖縄らしい熱い応援が背中を押してくれるでしょう。
私設エイドではこれでもかという位の食べ物や飲み物を用意して選手に振舞います。
人の良いランナーのみなさんは断りきれず食べ過ぎで走れなくなる方も…
レース中は内臓の働きが弱くなっていますから要注意です。
初心者にとって少しタフなコースと3か所の関門がありますが6時間15分制限のマラソンなのでしっかりトレーニング
をすれば完走できるでしょう。 沖縄のマラソン大会に参加したことのない方はぜひ一度体験してみてください。
きっとまた走りたくなります。

今年も全国から多くの選手・応援の方にご参加いただきました。
土曜日は事前にお申込みいただいたみなさんでコースの下見をいたしました。
初フル、初ＮＡＨＡマラソンの方にとって前半の上り坂は少し厳しいコースに感じたことと思います。
序盤はアップのつもりでゆっくりと入り、上り坂が終わるハーフ位まではとにかく抑えて後半勝負に徹する様
アドバイスいたしました。
下見終了後は会場となる奥武山公園のゼッケン受取会場までご案内して解散いたしました。
会場エリア宿泊プランにお申込みいただいたみなさまは会場からホテルまで近いので徒歩で移動が可能です。
当日の朝も時間に余裕をもって行動できるので毎年会場エリアの宿泊プランが人気です。
大会当日の早朝、ツアースタッフは早めに会場入り、ツアーテントの最終準備をして選手の到着をお待ちいたし
ます。昨年からスタート前整列の締切が厳しくなっておりますため、みなさんには遅くとも1時間以上前には会場へ
到着できる様にご案内いたしました。
ツアーテントでは着替え荷物のお預かり、ドリンクやサプリメントなどを準備してサポートしております。
スタート1時間前に集合記念写真をお撮りして各ブロックへ移動・整列をしていただきました。
25,000人程の選手が一斉に移動となりますので会場の混雑は大変なものです。8時20分にスタートラインヘの
大移動が始まり9時00分にスタート。
ツアースタッフはスタート直後のコース沿道でみなさんを見送るため先に移動して選手を待ちます。
大勢の中からツアーご参加者を探すのは至難の業なので、25,000名弱の選手全員をがんばって見送りました。
スタート時の気温は例年より若干低く感じられましたが徐々に気温も上がり、夏の様な日差しが選手を照りつけ
ます。風があったため曇の移動が早くしばしば熱い太陽を遮ってコース上の選手を助けてくれます。
制限時間は6時間15分あるものの途中関門は2か所あり、前半に高低差のある上り坂が続くため初心者や
初フルの方には少しタフなコースかもしれません。
地元ランナーはお祭り気分で最初からハーフの関門クリアが目標という参加者も多い様です。
今年の完走率も71%程で大変低いですが前述のランナーが多く加味されての数値かと思います。
毎年ツアーに参加される選手（県外）の完走率は90%をかるく超えておりますので、それ程厳しいコースとも
思っておりません。
ツアーご参加者の中には目標記録を達成された方、残念ながら関門をクリアできなかった方もいますが、みなさん
沿道の応援をたっぷり楽しまれた様です。
沖縄らしい沿道の応援や私設エイドの多さがこの大会の特徴ですが、大都市マラソンでは味わえないこの独特な
雰囲気が県外ランナーを惹きつけるのでしょう。
大会の夜は事前にお申込みいただいた選手・応援のみなさんで交流パーティーを楽しみました。
ご家族参加の方も一人参加の方でも美味しい食事とお酒をいただきながらのマラソン談義は尽きませんね。
私もご参加されたみなさんがハートフルマラソンツアーを通じてランナー仲間となることを大変うれしく思って
おります。
2012年のＮＡＨＡマラソンももちろん走る添乗員が企画・サポートいたします。
みなさまのご参加をスタッフ一同お待ちいたしております。