今年の大会は6年振りに最高気温が30℃超えとなりましたが、大きな事故もなく無事に終了いたしました。
島のマラソンでは宿泊施設が十分ではなく、また座席の確保も難しい場合があります。
そのため大会参加を希望されてもエントリー期間内に確保できず、参加を諦めるランナーも少なくありません。
今年大会事務局では交通確保ができたもののエントリーが締切となってしまった選手のために、2次エントリーの
募集を試みました。　運営都合により多人数の受付はできないものの10数名の方が参加できることになりました。
久米島マラソンでは選手からの意見も積極的に聞き入れ、毎年少しずつ改善されている素晴らしい大会です。
長年企画させていただいている当社オフィシャルツアーとしても、限られた部屋数でより多くの選手にご参加いただ
ける様に、10年以上前より相部屋コースを設定するなどして募集をしております。
これからも大会事務局と運営面や企画面においても意見交換をしながら、より良い大会となる様に微力ながら
応援していく所存です。
決して記録が出やすいコースではなく派手な演出や企画があるわけでもありませんが、島民の皆さまの温かさが
伝わってくるほのぼのしたマラソン大会です。
ぜひ一度、久米島マラソンを走ってみてください。

今回もリピーターの方々を中心に、北は北海道から南は九州まで多くのご参加をいただきました。
今年は台風の発生が多く、一週前からは天気予報を度々確認しておりました。
出発数日前には台風の影響が無くなるも、大会当日の予報は傘マークが出るなど少し心配な部分もありました。
私は金曜日に現地入りして大会事務局との打ち合わせやツアー受け入れの準備、最終確認をいたしました。
この日は晴れて最高31℃、湿度85%の真夏日となり週末もそれに近い予報となっておりました。
土曜日到着のみなさまを空港でお迎えしてマラソンコースを下見しながら大会会場へ。
ゼッケン受取り後、各宿泊ホテルへお送りしました。
大会前日の気温も晴天で30℃を超え、久米島マラソンが初めての方は特に不安な気持ちで一夜を過ごした方も
多かったと思います。
マラソンシーズン中の大会で、晴天を願わない（!?）のはもちろん久米島マラソン以外にありません。
大会当日は日の出前に会場へ移動して準備を開始、見上げるときれいな星空が広がっており予想通り暑いレース
になりそうです。　ご集合いただいたツアーテントではレース中の注意点や熱中症対策などについてアドバイスを
させていただきました。
スタート30分程前に選手のみなさんと一緒にストレッチをし、記念写真の後にスタートブロックに整列いたしました。
ゲストランナーの赤羽さんから激励のことばをいただきいよいよフルスタートとなりました。
スタート午前7時30分時点ですでに27℃、湿度は80%以上で走る前より発汗が止まらない様子です。
慎重に走り出すランナーみなさんを 「がんばり過ぎないでー」 とお見送りいたしました。
真夏同様のタフな気象条件でしたが救いとしては強めの風が終始吹いてくれたこと、しかしながら昨年とは異なり
南からの風であったため必ずしも全てのランナーに味方とはならなかった様でした。
先にフィニッシュするハーフ選手の消耗具合を見る度にフルを走っているみなさんが心配でしたが、今回はレストを
入れながらのファンランに徹した方も多く、熱中症など大事に至る事故はありませんでした。
残念ながら途中リタイアされた方もいましたが、逆に無理をしなかったことでアフターを楽しまれ少し安心できました。
暑いコース上では大会ボランティアのサポートや私設エイドもあり、厳しい条件ながら完走率は97%を超えました。
午後１時過ぎには予想外のスコールがあり会場にいた人達は雨宿りに大変でしたが、フィニッシュを目指す選手には
少しばかりの恵みになった様です。　雨は暫く降りましたため30分程の遅れでふれあいパーティーが始まりました。
無料で振る舞われる泡盛をいただきながら地元の方、県外の方、応援の方も混ざり合って夕刻まで楽しまれました。
翌日も久米島らしい青い空青い海を見ることができ、ご参加者みなさんはたっぷりと自然を楽しまれ元気に帰路へ
とつきました。
今年は航空会社の機材故障による欠航や大幅遅延が多数発生し、一部の方々には大変なご迷惑をおかけして
しまい申し訳ございませんでした。　航空会社にはお客様第一の精神を今一度再認識いただき、常に安心安全の
運航ができる様に改善されることを強く願います。
来年もきっと久米島では夏の様な暑い陽射し、青く美しい空と海が待っています。
体験してみたくなった方、暫く参加が遠のいて懐かしさを感じた方、来年のご参加をお待ちしております。