久米島マラソンツアーレポート2010

久米島マラソン・大会＆マラソンツアーレポート

走る添乗員® の大会レポート

■2010年10月24日（日）大会開催　（晴れ・最高30.8℃）

■走る添乗員® の記録：参加なし

本年は、昨年の大会中止で走れなかった選手の方も数多く参加されていた様に思います。
選手の一年越しの願いが晴天につながったことでしょう。
当日は快晴となり過ぎて気温はスタート時点で20℃以上。本当に夏のマラソンの様です。
選手は早くから給水とからだを冷やすことを心がけ走りますが、最終的には最高気温が30℃を超え、トップ選手でも
走り通すことが難しい条件になりました。
通常では十分と思える16か所のエイドステーションに加え私設エイドも多く、冷やしたスポンジを手渡しながら応援して
くれる子供達は本当に力になったと思います。
コース的にはゆるいアップダウンが時折ありますが美しい景色や地元の応援も要所にあり走りやすいと思います。
また折返しとなるコース上では仲間とすれ違うこともできるので気分的にも少しリラックスできるでしょう。
ハーフのコースがフルの一部となりますが、選手の数は合計でも1,000名弱ですので混雑は殆どなく走りやすいです。
過去7年の平均最高気温は26.2℃となりますので暑いレースとなることは間違いありませんが、天気が曇りとなること
や風が吹いて気持ち良く走れる年もありますので、ぜひ楽しんで参加していただければと思います。
冬のマラソン大会ではレース終了後直ぐに着替えて帰宅となりがちですが、久米島マラソンは青空の下、Ｔシャツ1枚
で芝生に寝転がり昼寝もできる解放感・爽快感が大きな魅力です。
気象条件により記録更新も狙える走りやすいコースですのでシリアスランナーにもおすすめですし、もちろんゆったり
島時間で楽しむファンランナーやビギナーの方にもとてもおすすめの大会です。
ぜひ一度ご参加ください。

走る添乗員® のマラソンツアーレポート

■2010年久米島マラソンツアーレポート

■日程：10/22日,23日発 3・4・5日間

■発着地：東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、その他

昨年は台風の影響により大会が中止となり、一年越しの参加を楽しみに早くからお申込みいただいたご参加者が
大勢いらっしゃいました。
今年も全国から定員100名に迫る多くのご参加をいただき楽しい久米島マラソンツアーとなりました。
毎年コースは金曜日発の4日間と5日間、土曜日発の3日間と4日間で設定いたしますが人気のコースは圧倒的に
3日間。　本年も70名程の方にご参加いただきましたが久米島ではのんびりご滞在いただくのもおすすめです。
土曜日の空港や路線バスは大勢の方が到着されるため大変混み合います。
そのためハートフルマラソンツアーでは空港でお出迎えした後、ツアー専用バスでコース下見（一部）を兼ねて
ゼッケン受付の会場までご案内して、受取り後宿泊先へお送りしております。
夏に逆戻りとなるこの時期の久米島は気温が高く、今年の大会も暑くなりそうな予感。
久米島が初めての選手には特に給水のことはもちろん、コースについてもアドバイスさせていただきました。
早めに到着されたみなさんはマラソン会場の場所をご案内してホテルへお送り、その後各自でゼッケン受取りを
していただきました。　ハートフルマラソンツアーでは会場に近いホテルを指定してお申込みもいただけますので
ご家族や応援のいる方にはとても便利かと思います。
今年は昨年とは全く違い天気も良く大会開催の心配がないことだけでもとてもうれしい気持ちでした。
待ちに待った大会当日、ツアースタッフは早朝から会場内のツアーテントを準備して選手のみなさんをお待ちします。
フルご参加のみなさんはスタート30分前にはツアーテントにご集合されて記念の集合写真。
午前7時の時点で気温はかるく20℃を超えている状況。　スタート整列前にツアーテントでしっかりスポーツドリンクや
サプリメントをとっていただき、レース中の水分摂取や体温を下げる方法などをアドバイスいたしました。
開会式では大会長のご挨拶の後、招待選手の土佐礼子さんからみなさんへの激励がありました。
段取りに支障が出たのかスタート時刻である7時30分の時報を聞くもスタートの合図がありません。
その後暫くして久米島らしくゆっくりと島時間でスタート。
大変暑く厳しいレースになることを少し心配しつつ会場でみなさんをお見送りしました。
フルのスタートを見送った30分後位からハーフや10kmの選手がテントに集まってきました。
みなさん口を揃えて「あつ～い～」の一言。　走るより海で泳ぎたい心境はよくわかります。
気温がぐんぐん上がる中、2回目の記念撮影をしてみなさん準備をいたしますがこの暑さではウォームアップ
も必要ないかもしれません。　短い距離でも水分補給を忘れないことをしっかりご案内して送り出しました。
真夏の日差しを背に受けながら9時00分にハーフマラソン、9時10分に10km、9時30分に5kmがスタートしました。
会場ではフルトップ集団の速報が流れますが今年の気温ではペースをかなり抑えて気味の途中記録でした。
フィニッシュゲートには早くも5km、10kmのトップ選手が戻ってきます。
例年であれば10時過ぎにはフル男子トップ選手が間もなくフィニッシュするアナウンスが会場に流れますが、
今年に限ってはまだ少し時間がかかりそうなペース。
10時30分を過ぎるころハーフ選手に混ざりフルトップの男子選手が会場に走り込んできました。
男子トップが3時間を切れなかったことは初めてのことです。
続いて招待選手の女子トップがわずか1分30秒後にフィニッシュ。過酷なレースでありながら見事な記録です。
男性トップは意地の逃げ切りだったかもしれません。
ツアーご参加の選手もその後各種目混ざって続々とフィニッシュゲートに到着いたしますが、その足取りはみな
ふらつき消耗しきった様子。
フィニッシュ後の選手の対応には人員を増やし消防隊員が直ぐにかけより意識や体調のチェックをしています。　
コース上のエイドステーションでも選手へは十分過ぎるサポートがあったかと思います。
初心者が多く参加する久米島マラソンにおいて、30℃を超える大会でも大きな事故がなく終了できたことは大会
主催者側の十分なサポート体制に他なりません。　
ツアーテントには途中リタイヤした選手も帰ってきますが自身の体調を考え早めの勇気ある決断は立派です。
走り始めて数年の方の中には記録が順調に伸びるあまり無理をしてがんばり過ぎてしまうこともありますが、
今回の様にレースコンディションによっては走り方を工夫することも必要になっていきます。
ツアーご参加者にも大きな事故がなく本当に良かったです。
正午頃からステージ前では総合・年代表彰が順次開始されました。ツアーご参加者からも多くの表彰者が出て、
記念のメダルを手にした笑顔がとても印象に残りました。何とツアーからは総合・年代合せて21名が表彰されました。
レースも終了した頃、会場ではお待ちかねのふれあいパーティーが始まります。
スタートの時間は少し遅れてもパーティーで振舞う久米仙（泡盛）の配布時間は厳格に守られます。
ツアーテントでは久米仙片手にランナー交流が楽しく続きます。私も一緒に交流の輪に参加して各地の大会情報
などを聞かせていただけるので毎回楽しみにしております。
今回もツアーには男女年代問わず多くのお一人参加の方がいらっしゃいましたが大会当日を迎える前にすでに
みなさんお友達となって久米島を楽しまれていました。　毎年ツアーでは選手相部屋プランを設定しておりますので
お一人で初フルや初レースの方なども不安なく楽しくご参加いただけると思います。
午後3時から始まったパーティーが終盤となる夕方近くでも、会場では夏さながらの強い西陽を浴びながら選手や
応援の方、地元の方との交流も続いております。　ほろ酔いで芝生で昼寝する人、ステージ前で踊る人、地元の人と
車座になって楽しくおしゃべりする人などなど…
毎年のことながら延々と続く宴会を午後6時に中締めをして会場の片づけを始めますが、暗くなってもまだまだ会場
には笑い声が響きます。　久米島マラソンはそんな島時間でのんびり楽しめる大会です。
大会翌日はツアーご参加者の多くが出発となりますので、久米島空港でお見送りをさせていただきました。
この日も最高気温は30℃を超える快晴で火曜日出発の方はゆっくり島観光を楽しまれました様です。
のんびり島時間で走りたくなった方、2011年大会もマラソンツアーを企画募集いたしますのでぜひご参加ください。