5回目のヘルシンキマラソンとなりますが過去いずれも満足するレースができておりません。
今年から5月開催に変わり気温面で走りやすくなればと思っておりましたが、ヘルシンキ到着時より晴天が続き
大会当日も晴れて最高20℃弱の予報となりました。
4月の2連戦からまだコンディションは上がってきておらず目標は3時間30分切りとしてスタートしました。
最高気温となるであろう午後3時に走り出しますので、やはり日向ではかなり暑く感じました。
暫くして湾周辺のコースに入ると風もあり湿度も低かったので走りやすくなりましたが、フルのコースは円を描く
様に2周回しますので風向きは変化し、また小刻みなアップダウンが多いためイーブンペースで走ることは
優しくありませんでした。
10年前であれば急な上り坂でもグイグイと上がって行けましたが、この数年は同じ走り方をすると古傷のハムに
大きな負担となり後半のペース維持が厳しくなりますため、今回も上り坂では極端にスピードを落とし、緩い下り
と平地でペースアップして25分/5kmでフィニッシュまで走るプランとしました。
日本国内のシティマラソンでは絶対に設定されない様なトリッキーなコースは楽しめる反面、脚へのダメージが
蓄積してしまいます。
参加人数が少な目のため中盤以降は単独走となることが多く精神的に少しきつかった面もありますが、30km
以降でも脚筋力には余裕がありましたのでビルドアップする気持ちで前の選手をパスしていきました。
終盤になりペースは落ちていないと思っておりましたが39km過ぎに3時間30分ペース集団に追いつかれたため
集団の力を借りて再びペースを上げ、40kmからはロングスパート気味にフィニッシュすることができました。
ラストをしっかり走ることが次のレースにつながるものと考えいつも臨んでおりますので、今回低めの記録目標
設定ではありましたがレース自体は満足できました。
来年はコンディションが良ければもう少し目標設定を上げ年代表彰を目指して走りたいと思います。

今回で5回目のヘルシンキマラソンツアー実施となりました。
今年の大会は時期が8月から5月へ変わり従来から開催されていたハーフマラソン大会と統合、ヘルシンキ
ランニングフェスティバルとして様々な種目に地元や各国からの選手が参加して開催となりました。
夏休みシーズンでなくなったことで日本人の参加は減少しましたがイベント全体の参加人数は増加した様です。
成田空港の搭乗待合室でみなさまが合流し日本航空の直行便にて出発いたしました。
ヘルシンキ空港はヨーロッパ諸国への乗継ぎがスムーズで便利ですが、フィンランド滞在（入国）となると
入国審査の手際の悪さと混雑は相変わらずで、訪れたツーリストへのホスピタリティが感じられません。
（フライトの到着状況によりもちろん多少変わりますが…）
乗継ぎ同様に日本人へも早く自動化対応となる事を切に願います。
夕刻前にホテルチェックイン、まだまだ昼間の様な明るさで気持ち良いお天気でしたので、みなさんでお散歩
がてら少しだけ街へ出かけました。
翌朝、マラソン会場やコースの下見を兼ねて調整ランを行いました。
到着日より若干気温は低めですが晴天で最高気温は20℃と半袖一枚でも十分の陽気でした。
午前中トラムで市内の観光スポットを巡り、午後はフリータイムとして散策やショッピングなど各自で
お楽しみいただきました。
夕刻ホテルにお戻りいただきゼッケン受取会場へご案内いたしました。
大会当日も雲一つない晴天で午後から気温が上がっていく予報。
11:30にハーフスタート、時間を置いて15:00にフルの選手がスタートしていきました。
ツアーご参加のみなさんはアップダウンやトリッキーなコースに苦戦しながらも景色を存分に楽しみながら
全員完走いたしました。
コースは一部車両規制をしてない場所もありますので全ての運営が万全とは言えませんが、給水は頻繁にあり
特にフィニッシュ後のリカバリー（ドリンク・サプリ・アイシングなど）は十分満足できるものです。
アメリカやオーストラリアの様なハイテンションな応援はありませんが、沿道には地元の小さなお子さんも多く
ハイタッチや声援で力をもらえた選手も多かったと思います。
夜は美味しいお食事と地ビールを味わいながら楽しく過ごしました。
翌日も朝から晴天となり最高の観光日和、みなさんタリン日帰りオプショナルツアーにご参加いただき
一日たっぷりと楽しまれました。
ヨーロッパの中では移動時間が短く6日間の日程でもマラソンと観光を十分に楽しめるおすすめの大会です。
来年も観光ベストシーズンの5月18日（土）開催です。　ぜひご検討ください。